AdobeによるFigma買収が断念|XDの復活はあるのか

AdobeがFigmaの買収を断念したというニュースが飛び込んできた!どうやら欧州の規制当局の承認が得られなかったのが直接の原因らしい。驚いたなあ。

まあ、AdobeがFigmaを買収すると、デザインツール市場でAdobeの一強状態になってしまう。市場の競争原理が損なわれるのは明確だったので、ある意味では予想された展開かも。

2022年9月の買収発表から1年でまさかの展開。それも10億ドルの契約解除料を支払うことになるとか。

今後のXDとFigmaの行方

Adobeとしては今後「Adobe XD」の開発を進めるってことなんだろう。Figma側は「何も変化はない」とのメッセージを出していて、Figmaユーザーは一安心といったところ。

現在、Adobe XDは販売終了の状態。今後販売再開されるのだろうか?今はまだ「メンテナンス中」という案内のままだけど…。

ただ、XDを再開しても、Figma人気は圧倒的。勢いも凄いので、かなり厳しい戦いになることは間違いない。デザインツール市場は他にも新しいサービスがどんどん登場してるし、不透明な状況だ。

個人的な影響は?

私はUIツールとして「Miro」を愛用中なので、今回の買収劇で直接の影響はない。とはいえ、かつてはXDを使ってたこともあるし、Figmaへの乗り換えも試したことがあるので、この辺りの動向はどうしても気になる。

今日の気づき:大手による買収が必ずしも成功するとは限らない。競争法の観点からも審査は厳しくなっている。デザインツール業界はまだまだ流動的で、ユーザーとしては複数のツールに触れておくことが大事かも。

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この記事を書いた人

フリーランスのWebディレクターとして活動中。5回の転職を経て気づけばフリーランスで個人事業主になっていた。アラフィフになって物忘れが激しくなってきたこともあり、日々の仕事で思ったことや気づいたことをメモっておこうかなと。

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