お手伝いしているA社のプロジェクトで、最近よく耳にするキーワードが「Googleディスカバー」だ。サイトへの流入元としてディスカバー経由と考えられる数値が増加傾向にあり、その存在感がどんどん大きくなっている。
メディアとしては流入源が増えれば適時対応していく必要があるけど、悩ましいのがどうすればGoogleディスカバーに記事が表示されるのかがいまひとつわかりづらいこと。どういう判断で表示されてるのか?どうすれば掲載されるのか?不明点が多くて悩ましいのが実情だ。
そこで、ちょっと調べてみた。
Googleディスカバーについて
Google Discoverは、Googleが提供するカスタマイズされたコンテンツ配信サービス。ユーザーの検索履歴、閲覧履歴、お気に入り、地理的位置など、多数の情報源から収集されたデータを使用して、個々のユーザーに合わせた興味深いコンテンツを提供する。
掲載の仕組み
Googleは以下のような情報をもとに、ユーザーにとって興味深いと思われる記事やニュース、動画、画像、その他のコンテンツを自動的に選択し、Discoverフィードに表示している。
- ユーザーの過去の検索履歴や閲覧履歴
- ユーザーが興味を持ちそうなトピックやキーワード
- ユーザーの好みや関心、興味
- 地理的な位置情報
- 言語設定
掲載されるコンテンツの条件
以下のような要素を考慮し、Google Discoverに掲載されるコンテンツを最適化することが、より多くのユーザーにアクセスしてもらうために重要。
- コンテンツの品質や価値
- 見出しやタイトルの魅力性
- 視覚的な魅力やインパクトのある画像
- コンテンツの種類やフォーマットの多様性
- サイトの信頼性や権威性
Google Discoverへの掲載を意識したポイント
- 高品質のコンテンツを提供する
- Googleは、ユーザーに最高の体験を提供することを目指している。したがって、コンテンツはオリジナリティがあり、情報が正確で、読みやすく、品質が高く、読者の関心を引く必要がある。
- ユーザーが興味を持つトピックを選ぶ
- Google Discoverは、ユーザーの好みに基づいてコンテンツを表示するため、興味深いトピックを選ぶことが重要。トレンドに合わせたニュース、エンターテイメント、スポーツ、科学技術など、様々なカテゴリーから選択する。
- SEOを最適化する
- Google Discoverは、Googleの検索アルゴリズムを使用してコンテンツを選択しているため、SEOを最適化することは重要。コンテンツのタイトル、説明、キーワード、画像、URLなどを最適化する。
- 頻繁に更新する
- Googleは、頻繁に更新されたコンテンツを好むため、定期的に更新されるコンテンツを提供することが重要。
流入パターン
Google Discoverからの流入パターンは以下の通り(ざっと調べた限りなので参考程度)で。
- “google” / “organic”として分類
- ユーザーがGoogleの検索結果ページから、Google Discoverにリダイレクトされた場合や、Google Assistantからのアクセス
- “direct” / “none”として分類
- ユーザーがGoogleのホームページまたはGoogleアプリを開き、直接Google Discoverを表示する(個人的にはGoogleアプリからの利用頻度が高い気がする)
- リファラートラフィック
- SNSやメールなどの外部サイトからのリンク経由。Googleニュースのおすすめタブからの流入もこれに該当
今日の気づき:Google Discoverにコンテンツを表示するためには、高品質なコンテンツを提供し、SEOを最適化し、頻繁に更新することが必要。それって詰まるところ、ユーザー視点でコンテンツを作成しましょうってことだ。アルゴリズムの詳細は公開されていないけど、基本的なコンテンツ品質とユーザー体験を重視することが王道。