ここ数年頭を悩ませてるのが、仕事でどのメモアプリを使えばいいのかという問題。
Webディレクターという仕事がらメモはよくとるけど、どのアプリが最適なのか彷徨った結果、「Evernote」「OneNote」「Notion」の3つを併用するという困った状況に陥ってる。まさに混沌だ。
私がメモアプリで重要視してること
- 快適にメモがとれること
- フォントが見やすいこと
- プレーンテキストで入力できること
- 半角全角の変換が簡単にできること
快適にメモがとれるのは、テキスト入力・管理のUXが優れてることだし、フォントが見やすいのはフォントが選べたり余白が絶妙だったり。プレーンテキストと変換は機能として必要だな。
あまり多機能である必要はない。メモの整理も階層構造でもタグでもどっちでもそんなに気にならないし、よくあるスクリーンショットを貼り付ける機能もほとんど使わない。
正直、この3つとも機能的には大きな差がないと思ってる。ノート、タスク、カレンダー、クリップ、共有など、どのアプリを使ったとしてもちゃんと使いこなせば幸せになれるんだろうな。
あくまでメモをとるってところで、至極個人的なコダワリをどこまで満たしてくれるかがポイントだ。
Evernoteの現状
長く使ってたのは「Evernote」。今でもたまに使ってしまうくらいの慣れっぷり。ほんとは、ずっとEvernoteが使えればそれでよかったけど、なかなかそうもいかず。
- ノートが増えたせいか動きが重くなった
- プランが変更されて無料だと端末制限ありになった
- 長文を書いてると突如文字が入力されなくなるバグが頻発
重さはなんとか我慢できるし、端末制限もぎりぎり回避できる。ただ、文字入力のバグがどうにもストレスフルで耐えられない。これが致命的となって、代替アプリを探すことになった。
OneNoteの善し悪し
Evernoteの次に試したのが「OneNote」。当時の職場がWindowsメインの環境だったのもあって、とりあえず試してみることに。
OneNoteは、Officeに慣れてると違和感のないUIで、セクションやページを階層構造で整理するのは古臭いところもあるけどやっぱり使いやすい。会社やプロジェクトごとに色分けできるのもわかりやすい。
ただ気になる点が。
- ホワイトボードっぽい自由なレイアウトに慣れない
- マークダウンに対応していない(Notionは対応してる)
- フォントが勝手に変わってしまうバグあり
レイアウトは慣れれば便利だし、マークダウンもまあ我慢しよう。でも、半角入力でフォント指定がなぜか「游ゴシック」に変わるって何事か。これはどうしても解せない。
おかげで、OneNoteに移行しきれないまま、Evernoteとの併用が続いてしまう最悪の状況になってしまった。
Notionの可能性
これじゃダメだってことで、話題の「Notion」にも手を出した。使って半年になるけどなかなかの好感触。最新かつ洗練されたUIと、自由度が高くなんでもできちゃう多機能っぷりが素晴らしい。とはいえ、使ってるのはメモとタスク管理だけだけど。
Notionのテキストエディターはマークダウン記法が使えるのが便利。箇条書きとか見出しをマークダウンでさくさくと作れるのはとても快適。「/」を入力するとメニューが出てきて、すぐに記法を選べるのも気がきいてる。
タスク管理も楽ちん。ToDoリストの記法があるのでそれを使うだけ。カンバン方式など様々なタスク管理のテンプレートがあるので、あっという間に好みのタスクリストが使えちゃう。
ただ、とにかく自由かつ多機能なので、Notionをシンプルにメモアプリとして使うにはやりすぎ感がいなめない。どこまでいっても使いこなせてない感が気になるというか。まだ時間がかかりそうだ。
今日の気づき
メモアプリって、結局のところ個人のワークフローとの相性が全て。機能的には似たようなものでも、ちょっとしたUIの違いや動作の癖で使い勝手が大きく変わってくる。
理想は一つのアプリに統一することだけど、それぞれに一長一短があって決めきれない。Webディレクターって職業の性質上、いろんなツールを使い分けるのに慣れてるからこそ、こんな中途半端な状況になってるのかも。ううむ。
自分に最適なメモアプリ探しの旅は、まだまだ続きそうだ。