職務経歴書は「STAR」メソッドを意識して作成するのがおすすめ。

最近、営業活動の一環で登録しているフリーランスの仕事募集的なサービスのプロフィール(経歴書など)情報を更新しました。その際に、経歴書の作成方法や注意点、ポイントについて気づいたことを少々まとめてみたいなと。

「職務経歴書」とは

自身の職歴や経験、スキル、成果などをまとめて記載した書類で、求職活動やキャリアアップを考えるさいに、企業や採用担当者に自分の能力や実績をアピールするために作成し、提出するものです。一般的に、「履歴書」と一緒に提出することが多いかな。とはいえ、今回は職務経歴書に焦点をあててみたいなと。

職務経歴書を書く際の注意点やよくあるポイントは、個人情報やを記載することはもちろん、意外と抜け落ちやすいのが、「職歴における具体的な成果」だったりする。これほんと見落としがちです。

つまり、自分がどのプロジェクトでどのような役割を果たし、どういう成果を出したのか、ということです。具体的な数値や事実を交えて記述し、その成果が組織やプロジェクトにどのような影響を与えたのか。ここをしっかりと伝えることが大切だし、ここのアピールが足りなくなることがよくあります。

かつて私自身が採用業務をしていた頃、最初にチェックするのは具体的な数値や成果がちゃんと記載されているかどうかでした。ただ「ある会社でこんな仕事をしました」というだけでは、採用担当者の心には響かないんですよね。

感情や印象だけでアピールされた経歴書は、採用行にあまり影響をあたえないし、信頼性に欠けているようにも感じられてしまいます。残念だけどこれが現実だし事実です。

だから、私はが職務経歴書を書く際に常に心がけているのが「STAR」メソッドです。

「STAR」メソッドとは

「STAR」メソッドは、Situation(状況)、Task(課題)、Action(行動)、Result(結果)の頭文字を取ったアクション指向の手法です。この方法を使えば、職務経歴を具体的かつ魅力的にアピールできるので、とても便利です。

最初は難しそうに思うかもしれないけど、実はそうでもなくて。以下を読んだうえで少し意識しながら書いてみると、案外スムーズに書けてしまいます。いや、ほんとにw

Situation(状況)

まず、具体的なプロジェクトや状況を説明しよう。どのような背景や課題があったかを具体的かつ簡潔に記述するべし。この部分を通じて、自分がどのような状況で活動したのかを明確に伝えよう。
(例:過去の職務において、有料会員登録の案内ページを担当しました。

Task(課題)

次に、直面した課題や目標を述べよう。自分がどのような目的を持って行動したのかを明示するべし。自分が解決しようとした問題や達成しようとした目標を記載しよう。とにくプロジェクトは課題ありきなので課題が大事。
(例:企画提案時に、競合サービスとの差別化戦略を立案する必要がありました。

Action(行動)

自分がどのような具体的な行動をとったかを説明しよう。自分の行動が課題解決や目標達成にどのように寄与したのかを詳細に示すべし。とくにプロジェクトにおける自分の役割や貢献を強調しよう。
(例:マーケティング担当として市場調査、ユーザー調査を通じて、ターゲット市場とユーザーのニーズを把握し、サービスの特徴を最適化しました。

Result(結果)

自分の行動がもたらした具体的な結果や成果を示そう。数値や事実を使って、どのような影響をもたらしたのかをしっかりと示すべし。得られた結果がどれだけポジティブであったかを強調しよう。ここほんと重要。
(例:新しい案内ページのリリースにより、CVRを30%増加させ、売上高を前年比で50%向上させることに成功しました。

以上の要素を「STARメソッド」に従って組み立てることで、職務経歴が具体的で魅力的なものとなり、採用担当者に自身の能力や成果を分かりやすくアピールすることができます。

さらに、これらの経験から得たスキルを挙げると、さらにアピール力がアップします。プロジェクトマネジメントやユーザー調査のスキルなど、これらの経験があなたのプロフェッショナルな成長にどのように貢献したかを示すとなお良しです。

繰り返しになるけど、これそんなに難しくないです。とりあえず手を動かしてみてください。あれ?意外と良い感じに書けてたかも?となるので!w

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この記事を書いた人

フリーランスのWebディレクターとして活動中。5回の転職を経て気づけばフリーランスで個人事業主になっていた。アラフィフになって物忘れが激しくなってきたこともあり、日々の仕事で思ったことや気づいたことをメモっておこうかなと。

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