タイトル:MiroからFigmaへの移行は断念|バグに悩みつつも覚えた決断
Miroでまたバグが発生。ふと作成済みのワイヤーを確認すると、ワイヤーフレームライブラリーの画像コンポーネントの縦が縮んで潰れたようなサイズ感になっていた。それも使用してるワイヤー全部で。勘弁してくれ!
Miroのバグに振り回される日々
仕方なく画像コンポーネントのサイズを修正しようとすると、なぜか勝手かつ自動で拡大していく現象が発生。さらに、サイズ調整したコンポーネントをコピペしたら、サイズが潰れた状態に元に戻ってしまう現象も。やれやれだ…。
もともとMiroは英語で空白やハイフンを入れると勝手に改行してしまうバグがある。レイアウト優先でいちいち空白やハイフンを削除するなどして、改行を調整していたりする。
例えば「A-bcd efg」という名称があったら、「A-bcd」で改行されてしまう。仕方なく空白を詰めて「A-bcdefg」にしても、今度はハイフンで「A-」で改行される感じ。ふざけんな。
レイアウト的にはこれでいけるけど、入ってる文言が正しいものじゃなくなるので、デザイナーに渡したときにそのままコピペされて修正が発生するという罠もある。マジで不便極まりない。
Figmaへの乗り換え検討
というわけで、いいかげん腹が立ったので以前から考えていた「Figma」への乗り換えを検討することに。Miroの対抗となるような「FigJam」なんてサービスもあるみたいだし。早速、しばらく使ってなかったFigmaを開いていじってみたんだけど…。
結果としては、Figmaへの乗り換えを断念するという結論に…。
両者の比較
結局、ワイヤーフレーム作成という点においては、Miroのデメリットよりメリットが上回った。というかFigmaのデメリットを乗り越えられなかった(乗り越える気力がなかったともいう)感じ。
Miroのメリット
- マウスのスクロールで拡大、右クリックで移動(ハンド)できる
- アイコンがプリセットで充実していて利用しやすい
- コンポーネントのペースト位置が少しずれてわかりやすい
- 遷移の矢印が使いやすい(コンポーネントから自由に繋げられる)
Figmaのデメリット
- フォトショップなどと同様にスペースキーやコマンドキーを押しながらの拡大と移動
- アイコンはプリセットなしで外部の素材集からいちいちコピペ
- コンポーネントのペースト位置が同じ位置でわかりづらい
- 遷移の矢印が使いづらい(プラグインもFigJamからのコピペも不便)
操作性の壁
まず、マウスでの使用を前提したとき、Figmaはキーボードとの併用が必須でここが面倒くさい。スペースとかコマンド押しながらじゃないと、拡大と移動ができないのは辛い。Miroならナビゲーションデバイスが設定できるので、マウスを選べばマウス1つで完結する。
Figmaはこれができない。Adobe製品と同様に、スペースキーを押しながら移動。コマンド押しながら拡大縮小。わかるけどMiroに慣れてしまった身からすると辛い。ロジクールオプションで左右ホイールに拡大縮小を割り当ててはみたけど、移動のスペースキーが残るからしんどい。
デザイン指向の複雑さ
Figmaはデザインツールだから、オブジェクトのサイズやマージンを細かく調整できるのも便利なんだけど一長一短。凝りだすととかく時間がかかってしまう。レイヤーも同様で確かに便利だけど整理に時間がかかる。
さらに、アイコンのプリセットがなくて素材集を選んでそこからコピペしないとだめ。おまけに素材集から検索できない(検索する方法あるのか?)からめちゃ時間かかるし。色も塗れない(塗る方法あるのか?)からここで心が折れたw
決定打は遷移の矢印
決定打はやっぱり遷移の矢印だった。Miroほどには使いやすくないとわかってたけど。Miroみたいにサクッとオブジェクトから矢印を引っ張り出して繋げられない。プラグインも直感的じゃない。
プラグイン起動中は繋いだオブジェクトを動かしても矢印が追随するけど、プラグインを落としたら追随しないとかありえない。FigJamから矢印をコピペする方法も試したけど面倒くさい。ダメだこりゃ。
今日の気づき:ワイヤーフレーム作成やサイトマップ作成という観点では、Figma/FigJamよりもMiroの方が使いやすい。Figmaはデザイナーとの連携はしやすいけど、Webディレクターがワイヤーフレームを作る場合は高機能すぎる。バグはあるけど、やっぱりMiroで頑張る。ていうかMiro気に入ってるから、早く改行のバグ修正してほしい。